代表世話人挨拶

中部地区バスキュラーアクセス研究会 代表世話人
(医)偕行会セントラルクリニック 院長
(医)偕行会バスキュラーアクセス治療センター センター長
佐藤 隆


 中部地区バスキュラーアクセス研究会の発足は2006年のことで14年の歴史を有する会となりました。当時、当地区には透析アクセス関連の研究会が存在しておらず、天野泉先生(名古屋バスキュラーアクセス天野記念診療所)を顧問に、そして佐藤元美先生(新城市民病院)を代表世話人にお迎えして当研究会を発足した経緯がございます。これまで当研究会が存続しえたのは、ひとえに皆様の御尽力の賜物であり、バスキュラーアクセスに関する知識・意見交換の場として当研究会の必要性を御理解いただいた結果と感謝する次第です。またこの間、一般社団法人日本透析医学会関連地方学術集会(認定医制度5単位)、慢性腎臓病療養指導看護師(旧透析療法指導看護師:DLN認定資格5単位)、日本臨床工学技士(認定制度3単位)の認定を取得することができ、参加される医師のみならず看護師・臨床工学技士の皆様にとっても価値ある研究会として今後も活動を継続できるものと考えます。
 さて、本邦におけるバスキュラーアクセスの作製・管理は医師とコメディカルの優れたチーム医療に支えられており、その業績は世界的にも注目を浴びることが多く、海外から研修を希望される医師も散見されるようになりました。当研究会のミッションは医師をはじめ臨床工学技士・看護師など多くのスタッフに対して新たな知識と技能を提供するという教育的側面を有しておりますが、今後、われわれは本邦のみならず諸外国のアクセス管理についても広い視野・知見を有することが望まれます。この度、当研究会はホームページの刷新に加えKSDIN(Korean Society of Diagnostic Interventional Nephrology), APSDA(Asian Pacific Society of Dialysis Access)との交流を念頭にK-J DAS(Korea-Japan Dialysis Access Symposium)を隔年で開催することとなりました。
 今後とも、参加者の皆様にとってより有意義・有益な研究会となりますよう、運営につとめて参る所存ですので、皆様の御尽力のほど、よろしく御願い申し上げます。