代表世話人挨拶
中部地区バスキュラーアクセス研究会 代表世話人
(医)偕行会 安城共立クリニック 院長
坪井 正人
この度、佐藤隆代表世話人の勇退に伴い、2024年4月より坪井正人が新代表世話人に就任いたしました。
中部地区バスキュラーアクセス研究会は、透析バスキュラーアクセスの作製、管理、トラブルに対する治療法に関する発表、知識・情報の交換を行なうことにより、透析医療における研究の進歩と、それによる透析患者への貢献を目的として活動を進めている研究会です。私自身は研究会発足当初よりサポートに徹しておりましたが、今後は代表世話人として当会の発展に力を尽くしてまいります。
透析医療はチーム医療の代表であり、特にバスキュラーアクセスは透析患者の命綱でもあることから、以前より多職種連携の重要性が叫ばれてきました。とりわけ、その管理、トラブル対処には知識と経験の積み重ねが必須であり、穿刺スタッフがいち早く異常を察知し、超音波検査や造影検査による画像診断のもと、閉塞する前に狭窄の段階で治療を行えるよういかに連携を進めるかが、患者一人一人のバスキュラーアクセスの命運を握っているといっても過言ではないでしょう。
バスキュラーアクセスに特化した超音波診断装置がいくつものメーカーより上市され、医療機器メーカーとの連携も重要となっています。もちろん、これまで裏方として支えて頂いている各種デバイスメーカーの方々には感謝を申し上げますとともに、治療向上のための新規デバイスの展開を切に望むものであります。
透析患者のバスキュラーアクセスを護り維持するために、当研究会が果たすべく役割を皆様方と作り上げていければ幸甚に存じます。
2024年4月